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OK! インタビュー☆ダニエル・クレイグ:『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』 Vol.3 | セレブリティーライフスタイル「OK!」マガジンの日本公式WEBマガジン「OK!JAPAN」
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今回の『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場するダニエル・クレイグ(Daniel Craig)は、“残酷さと繊細さ”を織りなす新たなジェームズ・ボンドの魅力を観客に訴えかけている。

OK! インタビュー☆ダニエル・クレイグ:『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』 Vol.3

「誰もが知るボンドを演じるには全身全霊をかけて役になりきることしかないんだ。」と語る、今回“ジェームズ・ボンド”を演じて5作目となるダニエル・クレイグ。

━━小説『007』の著者、イアン・フレミング(Ian Fleming)の重要性について。

もちろん、オリジナル小説の元祖、イアン・フレミングなしにこの映画を語ることはできないよね。だから、ここで彼のことについて少し触れてみることにしようか!

暗さと複雑な性格がまじりあったイアンが書き残した「ボンド小説」を、彼の妻は“ちょっと風変わりでわいせつな小説”と考えていたというけれど、でも彼はジャマイカという美しい場所でその小説を書いているんだよね。イアンは常に「精神的な葛藤」と闘う小説家だったと聞いていて、実はその点でも僕はイアンのファンなんだ。自分の戦争体験をもとにスパイ小説を書いてみたいと思うようになったのは、きっと戦争で命を失ったヒーローを称えたいという意味もあったのではないかな?

ある意味では、まだ戦争の暗さを色濃く引きずった1950年代を飛び越えて、1960年代を連想した小説ともいえるよね。結局、小説は売れず、映画に登場してから脚光を浴びるようになるんだけれど、文字通り60年代の映画の顔を変えたという意味で、ボンド作品はにまさに映画界の偉大な遺産でもあると思うよ。

━━自分流のボンドを演じることについて。

世界中の皆がピアース(Pierce)、ロジャー(Roger)、ティモシー(Timothy)、ショーン(Sean)と、歴代のボンドを知っている中で同じようなボンドを演じることはできないと思ったんだ。だって「フーン、マティーニを1杯!」なんていうセリフで登場する僕の姿を自分でも想像することはできないし、そうした演技は僕のものではないと思うんだ。ボンドを引き継ぐと決心したときから、常に僕の頭の中にあったのは、今までのボンドのエッセンスを表現しながら、でも僕自身の解釈も付け加えて演じるということ。

とにかく、過去のボンド神話を一度壊して、そこから始めるそれ以外の方法は考えられなかったんだ。元祖のボンド小説の中では常に混乱を招いて、何かに疑問を持つボンド像が描かれているけれど、小説を書き続けるうちに、小説の中で描かれるそういったボンドの性格が少しずつ打ち解け始めていったのかもしれないね。

話を元に戻すと、僕流の解釈でボンドを演じたいとは思うけれど、でもこれは紛れもない「ボンド映画」で、その「元祖ボンド」のスタイルを変えることはできない。そうした状況の中で、僕がいつも心掛けていたことは“映画の中に”真実の人間らしい情感“を組み入れることで、映画を見る側の人たちも、きっとその“ふと心に触れるような琴線”に共感を持ってくれると思っているんだ。ただのアクション映画で終わったら、それは完全な「ボンド映画」ではないと思うよ。

━━あなたのボンドが“キャンピー(CAMPY:通俗的で型にはまっていたり、平凡であったり、感傷的な性質を持つことで、洒落た娯楽を提供すること)でないわけ。

僕は滑稽な芝居をお決まりの場面で演じることが苦手で、そういった演技をすることは全く苦手なんだ。構えた芝居ではなくて速攻劇だったら可能かもしれないけれど! 僕の言いたいことが分かってくれるかな? 時々、そんな芝居ができれば良いなと思ったりすることはあるけれど、でも僕にはやはり無理な話だし、だからやらない、ただそれだけのこと!

━━『007 スカイフォール』(原題:Skyfall)と『007 スペクター』(原題:Spectre)の監督、サム・メンデス(Sam Mendes)について。

彼はケンブリッジ出身の正真正銘の英国人! とにかく頭の良い切れ者で、僕と同じようにボンドと一緒に育った世代の人間なんだ。『スカイフォール』で一緒に仕事をしているときに彼に向って「僕たちは一緒にこの映画を作るべき仲間だと思うんだ。2人とも同じボンド映画が好きで、映画の中のどの部分が好きかということまで共通しているなんて、すごいことだと思わない?」と語りかけたことがあるんだ。

とにかく2人で座って『007 死ぬのは奴らだ』(原題:Live And Let Die)や『007 ロシアより愛をこめて』(原題:From Russia with Love)の作品のことを話し始めると、時間を忘れて延々と続くんだよね。あの映画のあのシーンが、ああだったとかこうだったとか、とにかく終わるところをしらない!

━━自分自身をこれ以上に試したり、証明する必要がないと思う理由について。

大作と呼ばれる作品ではなく、もっと小さい規模で作られる作品には、よほど突飛な作品でない限りは時として“心地良い解放感”を与えてくれる利点があるけれど、僕は強いてそうした小規模なインディー作品に挑戦して自分の演技に新たな冒険や評価を求めたりはしないことにしている。だって、それは今まで十分にやってきたことだから。

━━『ドラゴン・タトゥーの女』(原題:The Girl with the Dragon Tattoo)のミカエル・ブルムクヴィスト(Mikael Blomqvist)役を演じたことについて。

欠陥があって、複雑で弱く、エゴイスト、その上、十字軍聖戦のモラル意識を持った男という性格を持ち合わせるミカエルの役は、その性格がとても興味深くて、演じるのが楽しかったよ。その複雑な性格の組み合わせと、破壊されたハイパー・インテリジェントな人間、リスベス・サランデル(Lisbeth Salander)との素晴らしい関係に大きな関心を持ったんだ。

紙面の上では決してマッチしない2人が、ストーリーが展開するに連れてお互い真にどこかで深く繋がり合っていることが分かってくる。2人の関係ではいつもボールを持っているのは彼女の方で、彼は彼女が誰かに暴力をふるっている姿を見て楽しんだりしている。

━━ダーク・コメディー作『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(原題:Knives Out)でブノワ名探偵 (Detective Benoit)役を演じたことについて

実を言うと、このような作品に出合うチャンスはとても稀なことだし、この作品のコメディータッチな一面を表現することには自信があったんだ。でも、あの脚本の素晴らしさとライアン・ジョンソン(Rian Johnson)が監督だということがなければ、出演を引き受けていなかったかもしれない。

観客と一緒に映画を見て、彼らと一緒に同じギャグで笑ったりするときに何とも言えない満足感があって、僕自身も最初に脚本を読んだときに思わず笑ってしまったよ。とにかく、僕がこの作品を演じることに心地良い喜びと満足感を覚えたことは確かだよ。

Interview © WENN.com
Photos © WENN.com

Vol.4へ続く・・・。

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