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グレイソン・ペリー:「もしアートの世界にいなかったら、きっと身も心も潰されていたと思うよ」(前編) | セレブリティーライフスタイル「OK!」マガジンの日本公式WEBマガジン「OK!JAPAN」
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常にドレスアップをすることが楽しかったと語る、ターナー賞受賞の陶芸家グレイソン・ペリー。

グレイソン・ペリー:「もしアートの世界にいなかったら、きっと身も心も潰されていたと思うよ」(前編)

「トランスベスタイト」に対する偏見に対し挑戦し続けている、ターナー賞受賞の陶芸家グレイソン。

数多くのアーティストの心を揺さぶるターナー賞受賞の陶芸家、グレイソン・ペリー(Grayson Perry)! 2003年のターナー賞受賞を機に、やっと自身のアートへの称賛を素直に受け入れるようになったグレイソン!

マザーグースの小さな羊飼い(リトル・ボー・ピープ:Little Bo Peep)のような装いの彼は、「今こそ、トランスベスタイトの陶芸家がやっと世界から脚光を浴びる時が来ているのだと思うよ。」と冗談を交えて、自身の栄誉ある受賞についてコメントしている。

陶芸家として突然名前が知られるようになったグレイソンだが、彼はその後も機会あるごとに展示会を開催しながら、自身の作品を紹介することを通して「トランスベスタイト」(異性装:Cross-dressing)に対する偏見に対し、一貫して挑戦し続けている。

カラフルな装いの自分の分身「クレア(Clair)」を通して、自身の「トランスベスタイト」を表現するグレイソン(61歳)はその思いについて「自分の中では特に変わったことをしているとか、それが問題であるとかいう意識はなくて、ただ単にドレスアップをすることが好きだからやっているだけのことなんだ。」というコメントを残している。

1970年代後半、今は世界的に有名な女性用の帽子職人となったスティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)や、華々しいポップスターのボーイ・ジョージ(Boy George)とルームメイトを組んでいたころから、常にドレスアップをすることが楽しかったと語るグレイソンだが、その彼らが今をときめく“奇抜な服装”を競い合う3人組として名を馳せていることに、世間の人たちは何の疑問も感じないのは当然のことといえる。

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しかし、13歳になったころ、自身の「トランスベスタイト」に気付き、初めてそのことを母に告白したグレイソンだが、気性の荒い母のジーンは、驚きと怒りのあまり彼を外に追い出したという。

2005年に制作されたドキュメンタリーフィルム『Why Men Wear Frocks(なぜ男性は女装を好むのか)』の中で、自身が貫こうとするライフスタイルが、彼の初期の人生や家族にいかに大きな衝撃を与えたかについて語り、さらに次のようにも述べている。

「もし、アートの世界に自分の居場所を見つけることができなかったら、僕はきっと挫折の道を辿っていたと思うよ。だってエセックス(Essex)出身のトランスベスタイトの陶芸家を素直に受け入れてくれるのは、アートの世界以外にどこにもないと思うんだ。」

1960年、絶え間なく諍いを起こす両親、母ジーン(Jean)と父トム(Tom)の間に4人の兄弟姉妹の1人としてチェルムスフォード(Chelmsford)に生まれたグレイソンだが、その両親はグレイソンが4歳になったときに離婚し、その後母のジーンは牛乳配達人のアラン(Alan)と再婚している。

グレイソンはこの義理の父親が暴力的で、その暴力から逃れるため、「アラン・ミーズルズ(Alan Measles)」と名付けたテディベアを自分の中で作り上げ、空想の世界である「トムの部屋」に引きこもっていたと語っている。そして、後に“「アラン・ミーズルズ」を「代理の父親」、「反乱の指導者」、「戦闘士」、「パイロット」、「無敗のレーシングドライバー」と称するグレイソンのアートの世界でアランの影が色濃く残されている。

Words © Angela Hagan
Photos © WENN.com

後編へ続く・・・。

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