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OK! インタビュー☆ニコラス・ケイジ:心理スリラー『原題:ザ・サーファー』に主演(前編) | セレブリティーライフスタイル「OK!」マガジンの日本公式WEBマガジン「OK!JAPAN」
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写真左から:妻の柴田璃子と、ロルカン・フィネガン監督の緊迫感あふれる心理スリラー映画『原題:ザ・サーファー』で精神的に地獄へと突き落とされる主人公を演じる、ニコラス・ケイジ(61歳)。

OK! インタビュー☆ニコラス・ケイジ:心理スリラー『原題:ザ・サーファー』に主演(前編)

「常に新しい物語の伝え方や演技の作り方を模索している。」と語る、アカデミー主演男優賞受賞俳優のニコラス・ケイジ。

ニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)は、スクリーン上でもスクリーン外でも、まさに天性の才能の持ち主です。約20年前にスタジオスターとしての歓迎を失ってから(“2本の失敗で辞めた”とケイジは回想します。)、奇抜なスクリーンキャラクターで知られるアカデミー主演男優賞受賞俳優は、無名のインディーズ映画に次々と出演してきました。

これらの作品のほとんどは、巨額の税金を払い、破産を回避するために引き受けた、映画としては全くの駄作でした。しかし近年、彼は予想外の傑作(特に『マッシブ・タレント』(原題:The Unbearable Weight of Massive Talent)(2022年)と『PIG/ピッグ』(原題:Pig)(2021年))で、再び世間の注目を集めるようになりました。

この快進撃は『原題:ザ・サーファー』(The Surfer)でも続きます。緊迫感あふれる心理スリラーで、ケイジ演じるビジネスマン(名前は明かされない)は故郷オーストラリアに戻り、亡き父と過ごした崖っぷちに立つ家を買おうとします。ところが、『ハートブルー』(原題:Point Break)さながらの地元の反逆サーファー集団と衝突し、事態は思わぬ方向へ転落していきます。

その結果、彼は精神的に地獄へと突き落とされ、暴力へと突き落とされていきます。本作は、有害な男性性や部族主義といったテーマを扱い、集団が少年(通称ザ・キッド(The Kid))に仲間入りさせようと圧力をかける様子を描いています。

「私にとってこのキャラクターを演じる鍵は、比較的普通の人物としてスタートし、その後この男が崩壊し、映画の冒頭とは別の何かに変わっていくのを見ることでした。」とケイジは語ります。

「まるで玉ねぎの皮をむくようなものです。層が積み重なって、こうやって明らかになっていきます。『ああ、彼は靴を履かずに仕事に行ってしまった。ああ、彼の妻は再婚して、もうすぐ子供が生まれる。ちょっと待って、彼の車はなくなってしまった、時計はなくなってしまった、今度は彼の息子もいなくなってしまった。』こういうゆっくりとした劣化の過程です。

どんな人でも、どんな男性でも女性でも、じっくりと観察すれば、最終的には内なる原始人にたどり着くでしょう。この映画は、私にとってそれを描いています。」

『原題:ザ・サーファー』はアイルランドの映画監督ロルカン・フィネガン(Lorcan Finnegan)(『ビバリウム』(原題:Vivarium)(2021年))が監督し、現在イギリスやアメリカの映画館で上映されており、6月にはストリーミング配信も開始される予定です。

61歳のニコラス・ケイジは、妻の柴田璃子(Riko Shibata)、3歳の娘オーガスト(August)、そして愛猫マーリン(Merlin)(ニコラスが「親友」と呼ぶマーリンと、あまり好かれていない猫のティーグラ(Teegra))と共にラスベガスに住んでいます。また、ケイジにはウェストン(Weston)とカル=エル(Kal-El)という2人の成人した息子の父親でもあります。

━━『原題:ザ・サーファー』プロジェクトに参加するようになったきっかけは何ですか?

脚本を読んでいて、物語がこれほどまでに独特で型破りな展開を見せていることに衝撃を受けました。私は常に新しい物語の伝え方や演技の作り方を模索しており、このプロジェクトはまさに自分がやるべきものだと思いました。

この作品を見て、もし自分が脚本を書くなら、こういう形で物語を語りたいと思いました。ロルカン(フィネガン監督)の映画『ビバリウム』も好きだったので、良い組み合わせだと思いました。

━━『原題:ザ・サーファー』であなたが演じた役柄は、精神崩壊や錯乱の兆候を見せる男性の長い列に名を連ねていますね。そうした人物像を探求するのは楽しいですか?

私はかなり問題を抱えた人物を演じてきた経験はありますが(笑)、彼らを一括りにするのは不公平でしょう。極限の状況下で危険にさらされたり、衝動的に、本能的に、時には暴力的に反応せざるを得なくなったりするような、極端な人物に惹かれるんです。

狂気の境地に追い込まれるというのは私にとっては興味深い概念であり、私の演じる『原題:ザ・サーファー』というキャラクターは興味深い形でその道を辿っていると思います。

━━物語が進むにつれて、彼の苦境に愛着を感じるようになりましたか?

彼が絶望の淵に引きずり込まれていくにつれて、彼の描写にますます共感を覚えました。彼に同情しましたし、実家を買えばもっと無邪気な時代を取り戻せると思っていたのに、結局は人生が崩壊していくのを見るのは、誰しも共感できると思います。

彼は人生でうまくいかなかったことを自分で直せると信じていましたが、もしかしたらもう無理かもしれないと気付き、ついに限界点に追い詰められてしまいます。

ある意味、私のキャラクターは映画『泳ぐひと』(原題:The Swimmer)(1968年)のバート・ランカスター(Burt Lancaster)演じるキャラクターに似ています。あの映画では、妻も子供もいなくなってしまったことを除いて、古い家のドアを叩き続ける彼ですが、そこには大きな哀愁があり、この物語は限界を押し広げることを恐れず、時には苦痛を伴うプロセスとなります。

Words © Jan Janssen / Wenn
Photo © Nicky Nelson / Wenn

後編へ続く・・・。

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